以前書いた、山口県の宇部や美祢の仏壇屋の比較記事がとても好評だったので、今度は仏教についてまとめてみようかと思います。
日本の仏教は大きく13宗派に分けることができます。
仏教の宗派について書く前に、仏教以外に目を向けてみると、仏教は世界3大宗教に分類することができます。
仏教以外の世界三大宗教とは、キリスト教とイスラム教です。
世界3大宗教の1つなので日本だけで大きく13もの宗派があるのも納得ですね。
そもそも仏教とは?
仏教は釈迦を開祖とした...なんてことはだいたいの日本人の方は知っていると思います。
仏教に関しては、日本は2013年の統計では約8470万人が仏教徒(広義では99%が仏教徒)であり、13ある宗派の中でも、浄土真宗と日蓮宗が多い、世界最古の木造建築は法隆寺、のような仏教ですが、皆さん13も宗派があるのご存じでしたか?
その十三宗派とは以下です。
- 華厳宗
- 法相宗
- 律宗
- 真言宗
- 天台宗
- 法華系
- 日蓮宗
- 浄土宗
- 浄土真宗
- 時宗
- 曹洞宗
- 臨済宗
- 黄檗宗
上記、13の宗派は、それぞれ「奈良仏教系(南都六宗系)」「平安仏教(平安二宗)系」「鎌倉仏教(法華系・浄土系・禅系)」に分けることができます。
一つ一つの宗派ごとに説明していきます。
奈良仏教系の宗派
奈良仏教は南都六宗とも言われる。奈良仏教とは文字通り、奈良時代の日本の首都であった平城京を中心に栄えた日本仏教の6つの宗派の総称です。
13宗派のうち、「華厳宗」「法相宗」「律宗」
南都六宗のほかの宗派としては「三論宗」「成実宗」「倶舎宗」という宗派があります。
平安仏教(平安二宗)系・密教系
平安仏教系は、文字通り平安時代からの日本仏教の宗派です。
平安二宗ともいわれ、「天台宗・真言宗」の二宗をさすことがほとんどです。
鎌倉仏教(法華系・浄土系・禅系)
鎌倉仏教は、平安時代も末から鎌倉時代にかけて繁栄した、日本仏教の変革の動きを指す。
浄土教とは、「浄土宗」「浄土真宗」「時 宗」阿弥陀仏の本願に基づいて、観仏や念仏によってその浄土に往生しようと願う教え
法華系は、主にほけしゅうのことを指し、諸経の王とされる妙法蓮華経(法華経)こそが釈迦の本懐にして最勝の教義としているそのため、「南無妙法蓮華経」と題目を唱えることを重視している。
禅系、禅宗という宗派はなく、主に「臨済宗」「曹洞宗」「黄檗宗」のことを指す。